Feature - 特集 vol.7
誰でも作れる時代、
違いは“設計力”
Canvaの活用方法
Canva(キャンバ)は、誰でも簡単にチラシやバナー、サムネイルのデザインが作れるオンラインプラットフォームです。
パソコンやスマートフォンがあれば、無料で始められる手軽さが魅力。IllustratorやPhotoshopなどプロ仕様のデザインツールに比べ、操作も簡単で覚えることも少ないのでデザイン業務に不慣れな方でも数時間程度で扱えるようになります。
ロゴ、チラシ、SNSのサムネイルや動画、プレゼン資料や名刺 ――
これらを制作したいと思ったときには数多く準備されたテンプレートから好みのものを選び、文字や画像を差し替えるだけで“それっぽく”仕上がるのがCanvaの最大のメリットと言えます。
本記事では、Canvaの基本から、成果につながるデザインの考え方まで、初心者でも実務に活かせる形で解説していきます。
Canvaってそもそも何?
Canvaで作れるもの
こうした、“本来はデザイナーが作るもの”をテンプレート選ぶだけで“それっぽく仕上がる”オンラインツールです。
オンラインツールですから使用するにはインターネットにつながっていることがマストになります。機能やデザインを制限された無料版と全機能が解放されているPRO版があります。
Canvaへのアクセス方法
- ブラウザで「Canva」と検索
- 公式サイト(https://www.canva.com/)にアクセス
- GoogleアカウントやFacebookアカウント、メールアドレスで無料登録
- 登録後、すぐに利用可能!直感的な操作でデザイン制作が楽しめます
Canvaの基本的な使い方
(初心者向け:簡単5ステップ)
-
デザインアイコンから、
作りたいものを選択!
イメージに合う
テンプレートをチョイス -
背景の色を変更!
好みの色や
グラデーションにも
できます -
挿入したいテキストを
入力し色や
フォントサイズを
調整! -
画像をイメージに
合うものに差し替え!
テンプレートをそのまま
使用してもOK -
画像が出来上がったら、
“共有”から
任意のファイル形式で
ダウンロード!
Canva 無料版と
Canva Pro の違い
| Canva 無料版 | Canva Pro | |
|---|---|---|
| 料金 | 無料 | 1,500円/月 or 12,000円/年 |
| 素材 | 無料素材のみ | 1億点以上の全素材利用可能 |
| フォント | 無料フォントのみ | 全フォント利用可能 |
| 背景リムーバー※1 | なし | 利用可能 |
| ブランドキット※2 | なし | 利用可能 |
| マジックリサイズ※3 | 利用不可 | 利用可能 |
| テンプレート数 | 無料テンプレートのみ | すべてのテンプレートを使用可能 |
| ストレージ容量 | 5GB | 1TB |
| チーム機能 | 利用不可 | 複数人での共同編集・管理権限の管理が可能 |
| AI機能 | 一部制限あり | 画像生成や・文章生成などフル機能が利用可能 |
| SNS投稿機能 | 一部制限あり | 日時を指定して予約投稿が可能 |
| バージョン履歴 | 利用不可 | 以前のバージョンに戻って編集したいときに遡って編集が可能 |
| 商用利用 | 可能(独自性が高い場合のみ) | 可能 |
- ※1 背景リムーバー:ワンクリックで画像や動画の背景を削除する機能
- ※2 ブランキット:よく使うロゴデータやカラーパレット、フォント、写真を登録しておくことでき、統一したデザインの作成が可能になる。
- ※3 マジックリサイズ:作成したデザインのサイズを簡単にチラシやバナー、SNS画像にリサイズできる機能
ここまでの記事で記載した通り、無料という手軽さや扱いやすさで
「社内でちょっとしたデザインを作りたい」
「SNS投稿を外注せずに作りたい」
といった目的で導入する企業が広がっています。
しかし、便利な一方で、現場ではこんな声もよく聞かれます。
「なんとなく素人っぽい」
「情報が多くて読みにくい」
「色がバラバラで統一感がない」
「SNS投稿しても反応が増えない」
「どこかで見たことある感じになってしまった」
「競合他社と区別がつかない」
つまり、Canvaで“作れる”ことと、Canvaで“成果が出る”ことは別の話。
誰でも作れる時代だからこそ、違いを生むのは“設計力”です。
Canvaで作ったデザインが
「惜しい」理由と
プロが大切にする“設計力”
Canvaは誰でも簡単にデザインが作れる便利なツールですが、実際の現場では「なんとなく惜しい…」というデザインが多く見られます。
それは、センスの問題ではなく“設計の考え方”を知らないだけです。
ここでは、初心者がつまずきやすいポイントと、プロがどのように設計しているのかをわかりやすく解説します。
Canvaで作ったデザインが
「惜しい」と感じる理由
-
文字が読みにくい
フォントサイズが小さすぎたり、背景と文字色のコントラストが弱いと、情報が目に入ってきません。
「読める」ではなく「読みやすい」が大切。 -
色が多すぎる
Canvaは色の選択肢が豊富なため、つい使いすぎてしまいがち。
色が増えるほど視線が散り、伝えたい情報がぼやけてしまいます。 -
余白がない
初心者ほど「スペースが空いていると不安」になり、要素を詰め込みがち。
しかし、余白は“情報を整理するためのデザイン要素”です。 -
情報を詰め込みすぎ
伝えたいことを全部入れようとして、結果的に何も伝わらない状態に。
情報の優先順位がないと、読み手はどこを見ればいいのかわからなくなります。 -
自社らしさがない
Canvaのテンプレートは便利ですが、そのまま使うと他社と似た印象になりがち。
ブランドの個性が出ないため、企業の発信としては弱くなります。 -
数値化できていない
色や配置はすべて数値に置き換えられます。
同じように見えても数値レベルで統一することがプロのデザインに近づくポイントです。
こうした“惜しい”ポイントは、ほとんどが設計の問題です。
プロのデザイナーと素人の違いは
“センス”ではなく“設計”
デザインの良し悪しは、センスではなく「何をどう伝えるか」の設計で決まります。
プロはCanvaを使うときも、次のような視点でデザインを組み立てています。
-
◀︎ 伝えたいことから
逆算して構成する ▶︎「このデザインで何を伝えたいのか?」
「読み手にどんな行動をしてほしいのか?」
目的から逆算して、
情報の優先順位を決めます。 -
◀︎ 色・余白・フォント・
視線誘導に“意味”を
持たせる ▶︎●色はブランドイメージ
●余白は情報整理
●フォントは印象づくり
●視線誘導は読みやすさ
プロはこれらを“なんとなく”ではなく、すべて意図を持って選びます。 -
◀︎ テンプレートを
“自社仕様”に再設計する ▶︎テンプレートはあくまで“素材”。
●自社の色 ●自社のフォント
●自社のトーン
プロのデザイナーは上記を再設計し、ブランドの一貫性をつくります。 -
◀︎ 結果として、
成果につながる ▶︎設計されたデザインは、
●SNSの反応が増える
●問い合わせが増える
●採用応募が増える
など、企業の成果に直結します。
Canvaは誰でも使えるツールですが、成果につながるデザインにするには“設計力”が必要です。
【Must-read】 今日から使える!
Canvaの“プロっぽく見える”
簡単テクニック
Canvaは誰でも使えるツール。ちょっとした工夫を加えるだけで、デザインの印象は驚くほど変わります。
ここでは、初心者でもすぐに実践できて、尚且つ“プロっぽく見える”テクニックを紹介します。
-
余白は「倍」にする
デザイン経験が浅い方ほど、空いているスペースを埋めたくなりがちです。
しかし、プロは余白=情報を整理するためのデザイン要素として扱います。- 文字の周りに余白を作る
- 写真と文字の間を広げる
- セクションごとにスペースを確保する
これだけで、読みやすさが一気に向上。
迷ったら「今の余白を倍にする」くらいがちょうどいいですよ。 -
色は3色まで
Canvaは色の選択肢が豊富なため、つい使いすぎ、視線が散り、
統一感がなくなります。〈おすすめ配色ルール〉
- メインカラー 1色
- サブカラー 1色
- アクセントカラー 1色
この3色に絞るだけで、デザインが一気に洗練されます。
企業の場合はブランドカラーを軸にするとさらに効果的。 -
フォントは2種類まで
フォントを増やすと、デザインが雑然とした印象になります。
プロは、フォントの役割を明確に分けています。- 見出し用:太め・存在感のある
フォント - 本文用:読みやすいシンプルな
フォント
この2種類だけで十分。統一感が生まれることで劇的に見やすくなります。
- 見出し用:太め・存在感のある
-
文字サイズに“階層”を作る
読み手の視線は、サイズの大きいものから順に動きます。
そのため、文字サイズに明確な差をつけることが重要です。- タイトル:32pt
- サブタイトル:24pt
- 本文:16pt
- 補足:12pt
このように階層を作ると、情報が整理され、読み手が迷わなくなります。
-
「ガイド線」と「スナップ」を活用
Canvaは要素を動かすと自動でガイド線が出るので、
これを意識して配置するだけで、視線誘導が自然に整います。- 文字と画像の中心を合わせる
- 余白幅を揃える
- セクションごとの高さを統一する
初心者でもプロのような“揃ったデザイン”が作れます。
-
「透明度」で情報の優先順位を作る
背景画像が強すぎると文字が読みにくくなります。
そんな時は透明度を下げると一気に読みやすくなります。- 背景写真の透明度を20~40%に
- 図形の透明度を調整して“情報の層”を作る
視線誘導が自然になり、情報が整理されます。
余白・色・フォント・文字サイズ・画像の意味・テンプレートの再設計・ガイド線・透明度・図形などを少し意識するだけで、Canvaのデザインは驚くほど洗練されます。
初心者でも“プロの設計に近いデザイン”が作れるようになりますので、是非、試してみてください!
Canva を使った発信を
“成果につなげる”サポート
ここまでお伝えした通り、Canva は誰でも使える便利なツールですが、「作れる」ことと「成果が出る」ことは別の話なのです。
もし、この記事を読んでチャレンジしてみたいと思われた方やすでに使っているけど悩みを抱えている方。
是非、ジャパンマテリアルにご相談ください。
皆さまをしっかりとサポートさせていただきます。
【 提供しているサポート内容 】
-
●Canvaテンプレートの再設計
自社の色・フォント・構成に合わせて、誰が使っても統一感が出るテンプレートを設計します。
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●ブランドに合わせたデザインガイドラインを作成
色・フォント・余白・トーンなどを整理し、社内外の発信に一貫性を持たせるための基準を作ります。
-
●社内スタッフ向けのCanva運用ルール作成
「どこまで変えていいか」「どのテンプレを使うか」など、迷わないための実務的なルールを整備します。
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●SNS・採用・広報デザインの改善サポート
反応率・応募率を高めるために、視線誘導・情報設計・トーン統一をプロ視点で改善します。
-
●Webデザイン・LP制作との連携で成果を最大化
Canvaで作った素材をWebやLPに展開し、発信全体の成果を底上げする設計を行います。
- ●社内でCanvaを使っているが、デザインの質が安定しない
- ●ブランドらしさを保ちながら、効率的に発信したい
- ●SNS・採用・広報の成果をもっと伸ばしたい
- ●WebやLPと統一感のある発信をしたい
- ●デザイン担当者が変わっても品質を保ちたい
こんな課題をお持ちであれば、是非ご相談ください。
Canvaは、誰でも簡単にデザインが作れる素晴らしいツールです。
しかし、成果につながる発信にするには、情報の優先順位・視線誘導・色・フォント・余白の設計が欠かせません。
今回紹介した考え方を少し取り入れるだけで、Canvaのデザインは驚くほど変わります。
そして、
「社内で作るデザインの質を安定させたい」
「ブランドらしさを保ちながら効率的に発信したい」
という企業様には、プロの設計サポートが大きな力になります。
皆様からのご連絡お待ちしております。
ジャパンマテリアルにご相談ください。